圧縮表層構造 11
生命破壊線がくっきりと浮かび上がった
真っ白な雪の中
赤い吐血が日の丸となった
高い空は吹雪き
白い雲は凍てつき
取り残された一人はぐったりと膝をつき
時は高速で流れ行く
死神はゆっくりと歩を紡ぐ
菅井 清風
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